エンジニアのイメージと現実のギャップ

エンジニアは、一般人が想像する姿と現実との間に大きなギャップが存在している仕事だと言えよう。
死ぬほど忙しくて、ろくに家にも帰れず、しかもそれでいて給料は安いというのが一般人がよく持つエンジニアのイメージである。しかし実際にはそんなことはないのだ。

たとえば、自宅で作業をすることが許されている人もいるので、会社に泊まり込みをする必要もない。さらに、近頃は残業代の不払いなどが大きな社会問題になっているので、企業側も適正に対処してくれるようになっているのだ。
あまりにも時間外勤務が多くならないように気をつけてくれているので、忙しさに関しても他の仕事とそう変わるものではない。納期前の忙しい時期にはフリーランサーを集めて、作業人数を増やすという方法で乗り切る会社が増えてきている。一人あたりの負担は忙しいときでもそれほど重くはならないものなのだ。

ヘッドハンティングをされるような人もいて、そういった人はかなり短時間の労働でも大きなお金を稼ぐことができる。上流工程を任されると、プロジェクトの管理だけしておけば、あとの面倒な作業はすべて部下や外注のプログラマーがやってくれるので自分は何もしなくていいのだ。エンジニア35歳定年説というのも一般の世界ではまことしやかに囁かれているが、現場では60近い人がバリバリ活躍しているので、そういったイメージも間違いだと言える。
今後は高齢プログラマーもさらに多くなっていくはずだ。